胃炎・胃潰瘍|狛江駅前ファミリークリニック

胃炎・胃潰瘍について

急性胃炎は胃の粘膜の炎症を起こした状態です。 炎症により出血、びらん(浅い傷)、潰瘍(深い傷)が起こることがあります。 集団検診では胃潰瘍が見つかる人は 1.0~2.0% とされていますが、腹部症状のある患者さんを検査した場合にはもっと多く見つかると考えられます。

胃炎・胃潰瘍の原因

胃酸などの攻撃因子と粘液などの防御因子のバランスが崩れると、炎症が起こり潰瘍ができます。 
主な原因は以下の通りです。特にピロリ菌に感染している患者は、炎症や潰瘍が発生しやすいです。 
中高年では胃潰瘍が多く、若者では十二指腸潰瘍が多いです。 

薬剤 ストレス、飲食物、全身疾患、ピロリ菌感染状態、など 

 

胃炎・胃潰瘍の症状

自覚症状としては上腹部痛が多く、基本的には持続痛・鈍痛(にぶい痛み)であり、食事により影響を受けることがあります。 
様々な症状が起こりえますが、代表的に下記に様なものがあります。 

胃炎・胃潰瘍の検査・診断

胃炎や胃潰瘍の診断は胃の内視鏡検査(胃カメラ)が必要になります。 
採血検査や画像の検査では見つけることは困難です。 
また、胃潰瘍は胃癌を基に発生することがあり、悪性の可能性がある場合には細胞を取って病理での確認(顕微鏡検査での確認)が必要になることもあります。 
しっかりと評価して治療することが大切であり、食事をとらずに来院された場合には当日の内視鏡検査も対応可能な場合があります。  

胃炎・胃潰瘍の治療・予防

薬物療法

主にPPIという胃酸分泌抑制薬を処方します。 
炎症がしっかり治るまで服用することで再発防止にも役立ちます。 
他に、H2ブロッカーが処方されることもありますが、PPIと比較し効果が弱く、使い続けると効果が減弱し耐性ができるため長期処方に向きません。 
またH2ブロッカーは腎機能低下した高齢者に使用すると、認知機能障害やせん妄を引き起こすことがあり、基本的に当院では処方しておりません。 

胃酸分泌抑制薬以外では、消化管の蠕動運動機能改善薬、粘膜保護薬、漢方薬などを用いることもあります。  

生活習慣の改善

まずは規則正しい生活を行うことが必要になります。 
ストレスが原因で起こることが多いので、ストレスをため込みすぎないようにしましょう。 

まとめ

監修者情報

狛江駅前ファミリークリニック 院長 

石橋 嶺(いしばし れい) 

 

東北大学医学部医学科卒業後、静岡県・宮城県の基幹病院にて幅広い臨床経験を積む。 

その後、東京大学大学院医学系研究科にて内科学を専攻し、博士課程を修了。東京大学医学部附属病院 消化器内科では、内視鏡診療や消化器がんの治療に従事し、診療および後進の指導に携わる。 

 

現在は狛江駅前ファミリークリニック院長として、地域のかかりつけ医の役割を担いながら、消化器内視鏡専門医・指導医として胃カメラ・大腸カメラ検査に注力。苦痛に配慮した内視鏡検査や、大腸ポリープの日帰り切除など、早期発見・早期治療を重視した診療を行っている。 

 

専門的な知識・技術の提供にとどまらず、患者さん一人ひとりの不安や疑問に丁寧に向き合い、「安心して相談できる医療」を大切にしている。 

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